あらすじ:アフリカ・シエラレオネ共和国。反政府軍組織、革命統一戦線(RUF)に捕まり闇ダイヤの採掘場で強制労働を強いられていたソロモンは、作業中に大粒のピンクダイヤを発見。再び家族と暮らすために危険を承知でそれを隠すが、直後に政府軍によって捕らえられてしまう。一方、刑務所で巨大なピンクダイヤの話を耳にしたダイヤ密売人のアーチャーは、その在り処を聞き出すために、同じ刑務所に収監されていたソロモンを釈放させよう画策し…。
ここ最近、アフリカを題材にした映画が多くなってきた気がする。このブラッド・ダイヤモンドもアフリカはシエラレオネ共和国の話。象牙、石油、金などと同様に密輸によって、武器などの資金調達のため不法に取引されるダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)が貧困と暴力を招く要因となっていることを強く印象付けられる。
革命統一戦線(RUF)の虐殺行為や、子供を少年兵に仕立てて薬物中毒にしていく姿は、とてつもないインパクトを持っている。ただ、政府軍の内側ももうちょっと詳しく見てみたかった気がする。
この映画に、「24 -TWENTY FOUR- 」シーズン4でハビーブ・マルワン役を演じたアーノルド・ヴォスルー(Arnold Vosloo)が出演していたのには、テンションが上がった。“核のフットボール”でも奪うんじゃないかとマルワン旋風が劇場を包み込んだのは言うまでも無い。
話が脱線したけど、この映画では紛争ダイヤを取り上げているけど、ダイヤに限らず、そのものの背後を考えれば違法ルートな物は買わないってことだ。
■ブラッド・ダイヤモンド■
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